これから中国に異動するので、
中国のEC市場について調べてみました。
2020年現在、中国の有名なアリババや
天猫といったEC取引の市場規模が
約160兆円を超える規模になっています。
金額が大きすぎて良く分かりませんが、
日本の国家予算は約100兆円です。
今日は、そんな中国のEC市場について
ご説明致します。
目次
- 中国ECの基本情報
- 売れるきっかけは口コミとSNS
- 3つのプラットフォームタイプ
- 【越境EC】個人でも参加参入可能なプラットフォーム
- 中国への【越境EC】の今後の動向
1.中国ECの基本情報
中国のEC市場は約160兆円
日本のEC市場は約18兆円、
約10倍のマーケットである。
天猫が№1シェア、
京東が№2シェア
日本の商品も結構売れている。
特に売れ筋商品なのが、美容関連・
健康関連・マタニティ・ベビー用品です。
特に日本に旅行に来た際に買った商品を
帰国してから再度購入するという
リピート購入の割合が多いのが特徴である。
2.売れるきっかけは口コミとSNS
中国では、これまでソーシャルバイヤーという
個人から商品を買う人が多かった。
企業の商品が余り信用されていなかった事が原因の様だ。
だから、個人間で信頼出来る人が仕入れてきた
商品を買うというビジネスモデルがこれまで盛んだった。
今では、最近になってやっと企業が消費者に
直接物を販売するというもでるが増えてきた。
上記の影響もあり、中国で売れる様になる為には
インフルエンサーを使ったSNS戦略や
口コミ戦略が最も重要となっている。
3、3つのプラットフォームタイプ
①中国ECプラットフォーム越境版 天猫・JD
もともと、国内ECをやっていたプラットフォームの越境版
②中国初越境EC専門プラットフォーム(アプリ)
中国側の会社が主体となり運営する越境EC専用の
プラットフォーム
③日本初越境EC専門プラットフォーム
日本側の会社が主体となり運営する越境EC専門の
プラットホーム
ワンドゥ
https://www.inagora.com/crossborder-ec/
ボロメ
→上記3つのプラットフォームは全て、
企業しか参入できない。
4.個人でも参加が可能なCtoCプラットフォーム
微店(ウェイディエン)とはwechatが運営する、
スマートフォン向け大型ショッピングサイトです。
現在世界で約700万人以上の利用者がいます。
流通金額は約3500億円ともいわれる超巨大市場です。
さらに、中国最大のSNSアプリのwechatと連携しており、
そこから数多くのユーザーが流入してきます。
あとは、タオパオとかですかね。
ただ両社ともやはり競合が多いのと、
やはり言語が違うので、個人での参入は
非常に障壁が高い様に感じてしまいます。
というより、自社製品を持たない状態で、
サラリーマンのスタンスで参入するには
ちょっと通用しづらいのかなと思いました。
5.中国への越境EC市場の動向
中国国内から日本製品を購入する越境EC。
2018年度は約1.5兆円も購入されました。
2022年には倍の2.5兆円の市場規模になることが
予想されているそうなので、とても魅力的な
市場であることは間違いありません。
特に日本の商品が非常に関心が高いということは
事実なので、どこかに参入の隙間が無いか?
これから考えていこうと思います。
それでは、どうもありがとうございます!