はじめに
こんにちは、よういちろうです。
昨日2020年9月13日(日)に中国上海に赴任したので、その際の上海空港での手続きや隔離ホテルまでの動線についてご紹介します。初めて中国に来たので、不安がありましたが何とか無事にホテルまでたどり着きましたが、その中でも日本出国前に知っておいた方がよいポイントがあるので、同じようにこれから中国赴任等で上海に渡航される方の参考になれば幸いです。
1、出発前【成田空港編】
まずは、出国前にやる事について説明します。
事前に航空会社(←今回はANA)から案内があると思いますが、中国に入国する際に必要となる健康申告の電子入力を行います。こちらの申告は当日の朝入力を行い、記入完了後に出てくる申告完成画面(QRコード付き)をスクリーンショットで撮影しておきます。こちらのQRコードを空港でチェックインする際に確認するので、チェックインカウンターに並ぶ前に記入してスクリーンショットまで完了させておきましょう。
なおこの時検温等は必要なかったです。ちなみに機内で「出入個カード(下記写真参照)」が配られますので、そちらのカードは上海到着前に機内で記入しておきましょう。
2、上海空港到着後
ここから、上海空港到着後の動きを説明します。
2-1、問診ブース
まずは飛行機を降りて職員の案内で進んでいくと、問診ブースのような場所に案内されます。そこで事前に入力しておいた健康申告書のQRコードを提示します。先ほどとったスクリーンショットです。こちらのバーコードを空港の職員がカードリーダーで読み取ります。その後、健康申告書で入力した内容について幾つか職員から質問を受け、最後にBCR検査の同意書にサインをしました。
参考に質問を受けた内容を下記に記載します。
①あなたは日本人か?
併せて、中国語と英語どちらで説明するか?聞かれました。「中国語で」と答えたが、結局英語の方が伝わりやすかったです。中国語は早くて初心者にとっては聞き取りにくかったです。
②電話番号は間違っていないか?
ここで中国の電話番号が必要となります。
③出国までの14日間はどこにいたのか?
私は、「YOKOHAMA」とだけ記載していたのですが、いつからいつまで横浜にいて、当日は「横浜から東京に移動して、そこから中国に来たのか?」とか滞在した都市と日付けまでかなり詳しく記入しないといけなかったようです。
④中国に滞在している関係者の連絡者について
私は、会社の同僚の連絡先を記載していたので、「会社の同僚だ」と説明しました。
⑤新型肺炎関連の健康状態について確認
日本でPCR検査を受けたか聞かれました。
14日間以内に熱があるか?とか、咳がでなかったか?とか、薬を飲んだか?、PCR検査を日本で受けたか?といったことが聞かれるので、都度回答していきます。
この時受け答えは、簡単なイエスかノーで回答が可能ですが、多少の語学の知識が必要です。もし難しい場合に備えて翻訳の手伝いをしてくれる人が居ました。この時検査で必要なシートが渡されるので、無くさない様にしましょう。
2-2、検査施設にてPCR検査
問診が終わるとその後、空港の外に移動して検査施設にてPCR検査を受けます。先ほどの問診ブースと同じように、個別のブースに通され検査を受けます。
この際ですが、検査員により鼻と口から長い綿棒のようなモノを突っ込んで粘膜を擦るんですが、これが結構苦しかったです。
僕の場合は鼻から綿棒を突っ込まれるのが痛かったです。鼻から綿棒を突っ込んでのどのおくに綿棒が当たっている感触が自分で分かるのですが、その状態で10秒くらいゴリゴリされます。更にちょっと動くと「don’t move」と注意されました。
口からの方も人によっては結構きつかったようです。感じとしては胃カメラを飲むときのような感じでしょうか?僕も数回は「オエっ!」てなりました。検査施設の写真をとろうとしたのですが、監視カメラ多数+写真を撮るな!の看板が沢山貼ってあったので撮影は諦めました。
2-3、入国審査を受け、手荷物受取へ
PCR検査が終わったら、入国審査を受けます。ここでは特にやり取り等は必要なくパスポートと航空券、先ほどのPCR検査シートを職員に渡してカメラの顔認証にて顔を撮影すると通してくれます。マスクを外すように言われます。
その後バゲージルームに移動して自分のスーツケース等を受取に行きます。荷物をとるときに多少自由が出来るので、私はここでお手洗い等に行きました。というのも、基本的に空港に到着してからPCR検査して入国審査するまではルートが決まっており、自由がありません(※1時間程度)。とにかく前に進んでいくしかないので、トイレは飛行機を降りる前に必ずしておきましょう。
手荷物を受け取った後、進もうとするとまた目の前にQRコードが付いた看板が出てくるので、こちらをQRコードリーダー等で読み取り、朝記入した健康申告書と同じような電子入力画面に記入を行い、完了画面に出てくるQRコードをスクリーンショットします。
この電子申告ですが、どこかに記入漏れが合ったり、記載ミスが合ったりすると最後にQRコードが表示されない様になっているようです。私も住所の記載方法に間違いがあり何度か試行錯誤した後、無事にQRコードが表示されました。
2-4、行先毎に別れてバスで移動
手荷物を受け取った後は、上海の地域ごとに隔離ホテルが違うので、自分が滞在する予定の地域が掛かれたブースに行きそこで滞在するホテルの手続きを行う。(※この時パスポートを渡さなければ行けないが、後ほどホテルで返してもらえるので安心してよい。)
手続きが終わると「バスが来るまで待て」と言われるので、その場で待機。恐らく次の飛行機の到着するのを待っていた様で、この時は約3時間くらいその場で待機となった。バスが来ると職員から声が掛かるので案内にしたがってバスに移動する。
待機中にトイレ等に行くのは可能である。
ただしタバコは吸えないので注意。
3、隔離ホテル到着
隔離ホテルにバスが到着するとここで、簡単な書類の記入を行いそれを提出すると、ホテルのカードキーを受取りホテルの部屋へ案内される。チェックインした日から14日間の隔離生活が始まります。この14日間は部屋から一歩も外に出てはならず、タバコ屋お酒等の差し入れも出来ないので、必要な人は事前に購入しておくようにしておきましょう。
ちなみにホテルで「隔離期間中の注意事項」と書かれた紙が渡されたので、原本と和訳したものを添付します、参考にどうぞ!
1.隔離期間内勝手に部屋から出ったり、ホテルの他の場所へ行ったりしちゃいけません。 無断で部屋から離れると法律責任を負います。 2.すべでの生活必需品及び食事についてスタッフが部屋前に送ります。 ホテルは提供できない生活必需品についてご自分で外売を頼んで、 カンターまで届きます。外売品は食事を送る時一緒に部屋の玄関外まで送ります。 外売:作り立ての食料品、飲み物、果物、総菜。 クール便で送る低温食品、小鍋、アルコール、たばこ等送ることできません。 3.食事を配る時間:朝食8:00 昼食11:30 夕食18:00 (人数が多い為、遅くなることもあります) 4.隔離期間内毎日二回の体温検査、健康状況の問診を協力してください。 5.毎日1回生活ごみを回収します。ゴミをゴミ袋に入れ、 消毒剤(濃度2000mg/L)(500ml水に2粒消毒薬品)をゴミ表面に濡れるまで スプレーし、袋をしっかりと締めて、外もう一つゴミ袋を掛けて、 締めた後15時前に部屋の外へ出してください。 消毒剤は使用するたびに作ってください。 作った後4時間内使い切ってください。消毒剤及び消毒薬品を絶対食べちゃいけません。 6.室内のテーブルなどの家具表面に500㎎/L消毒剤 (500ml水に半粒消毒薬品)で拭いてください。 7.もし隔離期間内熱や咳が出た場合すぐカンター (電話左上の“服务中心”)或いは医療室8201に電話してください。 薬物を外売を頼む前に必ず医療室に確認したうえで頼んでください。 8.隔離開始時間はチェックインした時間です。 14日満了後スタッフの案内でチェックアウトできます。 9.空港のPCR検査の結果は紙質の検査報告書がありません。 「隔離健康観察解除通知書」に記録します。 全員は隔離解除の前にもう一度PCR検査を受けなければなりません。 上海市戸籍及び上海市居住証を持つ方が無料ですが、 その他の方は下記料金で準します。 核酸検査120元/人、抗体検査一項目40元/回、二項目80元/回。
空港でのPCR検査やホテル代は全て自費で清算となります。
・PCR検査 120元(約1,800円)/人・回
・ホテル代 1泊3食付き 360元(約5,600円)/日
PCR検査(空港1回、ホテルで1回)+ホテル13泊で、4920元(約76,361円)必要。
4、スケジュールについて
ちなみに、この日の1日のスケジュールを下記に記載するので、その日によって結構変動するだろうから確実では無いと思うけど、参考程度にして頂ければと思います。
■上海隔離ホテル到着までのスケジュール
06:30~ 成田空港到着
09:30~ 成田出発
11:40~ 上海浦東空港到着
12:00~ 問診
12:30~ PCR検査
13:00~ 入国・手荷物
13:20~ 待機時間
17:00~ バス搭乗
19:10~ ホテル到着
19:44~ 部屋到着
空港での待機や、慣れない空港での手続きなどでかなり疲れちゃいました。あらかじめある程度空港での流れを知っていたので良かったですが、次に何があるのか分からない状態だとさらに疲れが倍増すると思うので、ホテルまでの流れは知っておくといいと思います。
5、【上海空港】空港手続きの際に必須なもの
上海の空港での手続きを終え隔離ホテルに行くまでに必要だったものを記載します。
▼下記、上海空港での手続きの際に必要なもの【まとめ】
・中国の電話番号→健康申告書等を記入する際に必要となる。
・中国での滞在先の住所→上海のホテル等の住所と連絡先を調べておく
・スマホが必須、さらにQRコードを読み取れるアプリが必要
・健康申告書の電子入力を完了させQRコードをスクリーンショットしておく
・中国在住の方の連絡先を聞かれるので、同僚等の連絡先と住所を聞いておく
・スマホをかなり使うので予備のバッテリーが必要
・多少の語学(片言の英語でも何とか乗り切りました!!大丈夫です!!)
以上です、特にスマホの予備のバッテリーが無いとかなりひやひやすることになるので、必ず機内持ち込みのバックにスマホのバッテリーを持って行くようにしよう。あと、空港やバスは結構寒いので待機時間に私は上着が一枚くらいあった方が良いかなと思いました。
まとめ
初めての中国入国がいきなり隔離生活からスタートというちょっと変わったシュチエーションだったのですが、何とか無事に隔離ホテルまでたどり着けました、当日は朝早くのフライトだったので、成田に前泊して行きました。上海空港でのPCR検査や長時間の空港待機等で結構ヘトヘトになってしまいました。
以上です、最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。
これから中国に行く方の参考になれば幸いです~(^^)/
ではまた会いましょう~!!