(20220203_更新)
目的地へのルート、地下鉄やタクシーなどの利用方法など中国での移動に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そのような不安を解消してくれる便利な交通系アプリを8つご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 中国での移動を便利にしてくれる交通系アプリ
- 交通系アプリの役割と機能
中国には便利な交通系アプリがいくつもあるので、参考にしていただけると嬉しいです。
1.中国で移動する際はアプリが使えないと不便
中国では電子決済が一般的です。
食事の代金支払い、電車やタクシーの料金の支払いまでアプリで行います。そのため、現金を使う機会が全くありません。
また、行きたい場所を調べるための地図アプリも必要です。日本なら人に聞くこともできますが、中国では言葉の壁もあり簡単に聞くことができません。
そのため交通系アプリがないと移動が不便になります。これから中国で生活を始める方は交通系アプリをインストールしておきましょう。
2.中国で使える便利な交通系アプリ
2−1.行きたい場所を調べるなら「百度地図」
中国で移動する際に絶対に入れておくべきアプリは「百度地図」です。
中国ではGoogleを使うことができないので、Google Mapは使えません。
VPNを使えば使用可能ですが、情報量が少ないので百度地図をおすすめします。
百度地図で調べられることは以下です。
- 行きたい場所
- 行きたい場所へのルート
- 所要時間
Google Mapと同じようなことを調べることができます。
百度地図を使えば、目的地へ行くための乗り換えの駅、何番バスに乗ればいいか調べることができます。
電車は行く場所がハッキリしているので、慣れてしまえば大丈夫ですが、バスはいろいろなルートを走り、番号によってルートを異なります。そのため目的地に行くバスを番号で判断する必要があります。
バスを利用すれば、駅から離れた場所に行くことができ生活の幅が広がります。
地図さえあれば、言葉が分からなくても指差しで人に聞くことができるので、地図アプリは絶対に入れておきましょう。
2−2.地下鉄の乗り換え駅を調べられる「地铁通」
中国の都市部では地下鉄が主な交通手段となっています。
地下鉄は料金が安いので、買い物などに出かけるときに利用します。
地下鉄を利用する際に便利なのが「地铁通」で、地下鉄の乗り換え検索アプリです。
各都市ごとにダウロードし、ダウンロードが完了すると路線図が表示されます。路線図だけでなく、出発駅と終着駅を入力すれば乗り換えの駅が分かります。
百度地図のルート検索でも調べることができるので、路線図が見たいという方は利用してみましょう。
2−3.タクシーを呼べる「滴滴出行(DiDi)」
中国ではタクシーも主な交通手段です。
日本ではタクシーは料金が高いイメージがあり、利用する人は少ないですが、中国では比較的料金が安いため利用する人が多いです。
旅行先、出張先など慣れない場所はタクシーで移動すると便利です。
タクシーを呼ぶ際に便利なのが「滴滴出行(DiDi)」です。目的地を入力し、タクシーを呼ぶだけで目的地まで連れて行ってくれます。
滴滴出行のアプリを起動すると、あなたがいる場所の地図が表示されます。
目的地を入力しタクシーを呼ぶと、近くにいるタクシーが来てくれます。
目的地はアプリを通して運転手にも伝わるので、伝えなくても目的地に連れて行ってくれます。中国語が出来ない方でもタクシーを利用することができます。
以前はアプリが無かったので、自分で目的を伝える必要がありました。またルートも分からないので遠回りされ、高い料金を請求されることもありました。
アプリを使えば、事前に目安となる料金、ルートが表示されるので運転手も遠回りすることがないため安心してタクシーを利用することができます。
2−4.各地域の交通カードを使え、地下鉄やバスに乗ることができる「支付宝(アリペイ)」
電車やバスの料金を支払うのに「支付宝(アリペイ)」が便利です。
支付宝と聞くと電子マネーのイメージがありますが、交通系の支払いとしても使用できます。
中国は都市によって交通カードが異なります。
日本は違う交通カードでも利用することが可能ですが、中国では別の地域の交通カードを使うことが出来ません。
地域ごとに交通カードを用意するのは面倒です。支付宝ならアプリ内で地域ごとの交通カードを使うことができるので、複数の交通カードを持つ必要がありません。
支付宝を開くと以下の画面が表示されるので、交通(Transport)をタップします。
以下の画面が表示されます。使用する都市名を選択し、地下鉄やバスなどを選択するとQRコードが表示されます。
このQRコードをスキャンすれば料金を支払うことができます。
3.シェアサイクルに乗れると便利「シェアサイクルを利用できるアプリ」
地下鉄、バス、タクシーも便利ですが、近くに行く場合はシェアサイクルが便利です。
一部の場所を除き乗り捨てでるので、地下鉄の駅から自転車を使い目的地で乗り捨てができます。
こちらでは代表的なシェアサイクルのアプリを紹介します。
3−1.シェアサイクルの先駆け「Mobike」
Mobikeはオレンジ色が特徴の自転車で、シェアサイクルの先駆けです。
利用方法はアプリを立ち上げ、ロック解除をタップします。QRコードの読み取り画面が立ち上がるので、自転車のQRコードを読み取ると鍵が解錠されます。
3−2.「支付宝(アリペイ)」が運営するHellobike
支付宝もシェアサイクルサービスを運営しており、青が特徴の自転車でHellobikeと言います。
トップページにQRコードの読み取りを行うボタンがあり、タップするとQRコード読み取り画面が表示されます。自転車にあるQRコードを読み取ると鍵が解錠されます。
3−3.フードデリバリーで有名な「美団」
黄色い自転車が特徴の美団です。
もともと美団はデリバリーをやっている会社ですが、シェアサイクルサービスも始めました。
利用方法は他のシェアサイクルと同じで、QRコードをスキャンして解錠します。
4.飛行機をよく利用する人におすすめアプリ
飛行機の便を調べたり予約ができる「飞常准」
中国国内の出張で飛行機を利用する方は「飞常准」がおすすめです。
飞常准は便の検索や予約ができ、搭乗する便を登録しておけば最新情報を通知してくれます。
日本よりも遅延や遅延に伴う搭乗口の変更が多いです。言葉が分からないと場内アナウンスを聞き取ることができず、遅延や搭乗口が変更されたことを知ることができません。
飞常准を使うとチェックインカウンター、登場口、出発時間などの最新情報が分かるので、変更された情報を得ることができます。
中国国内を飛行機で移動することが多い人は飞常准をインストールしておきましょう。
5.よくある質問について
5−1.現金を利用することはできないのか?
地下鉄、バス、タクシーは現金の利用も可能です。
地下鉄は券売機で切符を購入して乗ることが可能です。
バスとタクシーは運転手に代金を渡すのですが、現金を使う人が減っているのでお釣りを準備できない可能性があります。
5−2.自転車のQRコードが貼り替えられているけど大丈夫?
シャアサイクルを利用する際にQRコードを読み取る必要があります。
このQRコードが貼り替えられている場合があります。貼り替えられたQRコードは、自転車とは関係ない別のWebページにアクセスします。
よく見れば違いが分かるので、怪しそうなQRコードは読み取らないように気をつけましょう。
6.まとめ
この記事では中国で使える交通系アプリについて紹介しました。
中国では電子サービス化が進んでおり、生活のすべてをスマホ1台で済ますことができます。
今回紹介した交通系アプリを使うことで、行きたい場所を調べたり、そこまでの交通費を支払えます。
中国で生活される方には必須となるアプリです。インストールしておきましょう。
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